街のお蕎麦屋さん
関西のある街に実在したお蕎麦屋さんです。
廃業され、取り壊されて、もうありません。
想い出を形に残したいというご依頼を受けて制作したものです。
お店にゆかりの品物で入れ物を作ろうと考え、実際に店で使われていた「お盆」を組合わせて箱を作りました。
ただ、実際に店で使われていたお盆だけに傷みが相当激しく、割れや欠け、腐食など、状態が良くありません。
さらにオリジナルの塗装の上に何回か自家塗装してあるのですが剥離していて斑(まだら)になっています。
このまま上に塗装しても剥がれてくるのは間違いないだろうということで、あらかた塗装も落とします。
欠損部を修復して再塗装(カシュー塗装)箱に組みます。
店部分は緩やかな遠近法(手前を大きく、奥を少し小さく)で作ることで奥行感を出しています。
証明は各種LED、天井、側面には3原色LEDをタイマー制御して時間の流れを表現しています。
制御にはマイコンのArduinoを用いています。
箱サイズ: W32cm×D32cm×H30cm